リード125の欠点とは?購入前に知るべき全情報

リード125の欠点とは?購入前に知るべき全情報

ホンダ リード125の購入を検討する際、リード125の欠点について気になる方は多いのではないでしょうか。

インターネットの口コミを見ると、実用性は最強という声もあれば、デザインがダサい、足元が狭いといった厳しい意見も見られます。

購入してから後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。

例えば、ロングツーリングは快適にこなせるのか、実際の燃費はどの程度なのか、硬いと言われる乗り心地の改善は可能なのか、といった点は事前に確認しておきたいポイントです。

また、中古で探すか、あるいは登場が期待される新型2025年モデルを待つべきか、さらには競合となるディオ110との比較も重要な判断材料になります。

この記事では、これらの疑問に全てお答えします。

  • 口コミや評価から見える具体的な欠点と後悔しやすいポイント
  • 実用性最強と言われる理由や他のモデルにはない利点
  • 街乗りやツーリングにおける実際の走行性能と乗り心地
  • 中古車と将来登場するかもしれない新型モデルの選び方
目次

購入前に見るリード125の欠点

購入前に見るリード125の欠点
  • 口コミから見えるリアルな評価
  • デザインは本当にダサいのか?
  • 購入後に後悔しないためのデメリット
  • 足元が狭いという具体的な問題点
  • ロングツーリングでの快適性と限界
  • 街乗りでの実燃費とタンク容量
  • 硬い乗り心地の改善はできるのか

口コミから見えるリアルな評価

口コミから見えるリアルな評価

リード125の購入を考える上で、実際に乗っているユーザーの口コミは非常に参考になる情報源です。

調べてみると、その評価は実用性を絶賛する声と、走行性能やデザイン面に不満を持つ声に分かれる傾向があります。

多く見られる肯定的な意見は、やはりクラス最大級のシート下収納に関するものです。

日常の買い物から通勤用のカバンまで余裕で収納できる利便性は、他の125ccスクーターにはない大きな魅力として評価されています。

一方で、エンジン性能や乗り心地に関しては、厳しい意見が散見されます。

特に、発進時の加速がマイルドである点や、路面の凹凸を拾いやすい硬めのサスペンションについては、改善を望む声が少なくありません。

このように、リード125の評価は「何を重視するか」によって大きく変わるのが特徴です。

そのため、インターネット上の評価を参考にする際は、良い点と悪い点の両方に目を向け、自分の使い方や価値観に合っているかを冷静に判断することが求められます。

デザインは本当にダサいのか?

デザインは本当にダサいのか?

リード125のデザインについては、「ダサい」という意見と「機能美だ」という意見があり、評価が大きく分かれるポイントです。

特に、他のスタイリッシュなスクーターと比較すると、実用性を重視した少し丸みを帯びたフォルムが、一部のユーザーからは野暮ったく見えることがあるようです。

しかし、このデザインは決して適当に作られたものではありません。

大容量のシート下スペースを確保しつつ、安定した走行性能を実現するために計算された結果の形です。

例えば、少し高めに設定されたハンドルポジションや、足を前に投げ出せないステップフロアの形状は、リラックスした乗車姿勢よりも、市街地でのキビキビとした操作性を優先した設計思想の表れと考えられます。

また、年配の方からは「上品で綺麗なバイク」と評価されることもあり、見る人の年齢層やバイクに求めるものによって印象が大きく変わります。

ツートンカラーのモデルは単色のモデルに比べて高級感があり、デザインのアクセントが際立つため、スタイリッシュさを求める方にはおすすめです。

最終的に、デザインの好みは主観的な要素が強いため、写真だけで判断せず、実車を見て自分が納得できるかを確認するのが一番です。

購入後に後悔しないためのデメリット

購入後に後悔しないためのデメリット

リード125は非常に優れた実用性を持つ一方で、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔につながる可能性のあるデメリットもいくつか存在します。

これらを事前に理解しておくことは、満足のいくバイク選びにおいて不可欠です。

第一に、加速性能が比較的穏やかである点が挙げられます。

esp+エンジンは燃費と環境性能に優れていますが、スポーティーな走りを求める方には物足りなく感じられるかもしれません。

特に信号からの発進時やバイパスでの合流など、俊敏さが求められる場面では、PCX125やNMAXといったライバル車に一歩譲る印象を受けます。

第二に、メンテナンス性です。

例えば、バッテリーがフロアステップの下に配置されているため、交換や点検の際にはカバーを外す手間がかかります。

また、12インチというタイヤサイズは、14インチが主流の同クラスのバイクに比べて選択肢が少なく、交換費用がやや高くなる傾向があることも知っておくべきです。

これらのデメリットは、リード125が「速さ」や「趣味性」よりも「日々の利便性」を最優先に設計されていることの裏返しでもあります。

ご自身の用途が街乗り中心で、積載量を重視するのであれば大きな問題にはなりませんが、走る楽しさや維持の手軽さを優先する場合は、他の選択肢も視野に入れると後悔が少ないでしょう。

足元が狭いという具体的な問題点

足元が狭いという具体的な問題点

リード125の欠点としてしばしば指摘されるのが、足元のスペースが狭いという点です。

これは特に、体格の大きな方や、足を置く位置の自由度を重視する方にとっては、無視できない問題となる可能性があります。

具体的には、ステップフロアがフラットではあるものの、足を前方に投げ出すような乗り方ができない設計になっています。

シートに着座すると、自然と膝が直角に近い角度で曲がる乗車姿勢になります。

この姿勢は市街地での乗り降りや、とっさの足つきには有利ですが、長時間の走行では窮屈に感じられ、疲労の原因となることも考えられます。

特に足のサイズが大きい方の場合、ブーツなどを履いていると、足を動かせるスペースがほとんどなくなってしまうこともあります。

身長が170cm以上あるライダーからは、「少し窮屈に感じる」という声も聞かれます。

ただ、この設計はシート下の広大な収納スペースを確保するためのトレードオフという側面も持ち合わせています。

購入を検討している方は、必ず一度販売店で実際にまたがってみて、自分の体格で窮屈さを感じないか、乗車姿勢に違和感がないかを確認することが、購入後のミスマッチを防ぐ鍵となります。

ロングツーリングでの快適性と限界

ロングツーリングでの快適性と限界

リード125でロングツーリングは可能なのか、という点は多くのユーザーが関心を持つ部分です。

結論から言うと、街乗りメインで設計されているため、長距離の移動にはいくつかの限界が伴います。

最大の理由は、硬めのリアサスペンションとシートです。

路面の細かなギャップを拾いやすく、長時間乗り続けるとお尻や腰に疲労が蓄積しやすいという意見が多く見られます。

1時間程度の走行であれば問題ありませんが、数時間にわたるツーリングでは、こまめな休憩が必須となるでしょう。

また、前述の通り、乗車姿勢の自由度が低く、足を置く位置を変えられないことも疲労につながる一因です。

同じ姿勢で乗り続けることは、見た目以上に体に負担をかけます。

エンジン性能の面では、最高速が100km/h前後であるため、流れの速いバイパスなどでは余裕がなく、エンジンが常に高回転で回り続けることになりがちです。

これにより、ライダーは精神的な疲れを感じやすくなるかもしれません。

もちろん、シート下の大容量収納はツーリング先でのお土産購入などで大活躍しますし、燃費も良いため経済的です。

しかし、本格的なロングツーリングの快適性を求めるのであれば、より排気量が大きく、サスペンションやシートが快適なモデルを検討する方が賢明と言えるでしょう。

街乗りでの実燃費とタンク容量

街乗りでの実燃費とタンク容量

リード125の燃費性能は、125ccスクータークラスの中でも優秀な部類に入ります。

カタログ上のWMTCモード値は約50.0km/Lですが、実際の街乗りにおける燃費、いわゆる実燃費は、おおむね40km/L前後になることが多いようです。

もちろん、アクセルの開け方や交通状況によって変動しますが、日々の通勤や通学の足として考えれば、非常に経済的です。

しかし、この優れた燃費性能をもってしても、航続距離の面で少し物足りなさを感じる場面があるかもしれません。

その理由は、燃料タンクの容量が6.0Lと、クラスの中では平均的かやや小さめであるためです。

実燃費を40km/Lと仮定して計算すると、満タン状態からの航続距離は約240kmとなります。

これは街乗りメインであれば十分な距離ですが、給油の頻度を少しでも減らしたい方や、週末に少し遠出をする使い方を考えている方にとっては、もう少し容量が欲しいと感じるかもしれません。

給油口が足元のセンターコンソールにある点も特徴ですが、給油ノズルを奥までしっかり差し込まないと吹きこぼれやすいという声もあり、慣れが必要です。

燃費は良いものの、タンク容量と給油のしやすさについては、購入前に把握しておきたいポイントです。

硬い乗り心地の改善はできるのか

硬い乗り心地の改善はできるのか

リード125の数少ない欠点として挙げられる硬い乗り心地は、改善の余地がある部分です。

標準装備のサスペンションは、特にリア側が硬めに設定されており、路面の段差や荒れたアスファルトでは、突き上げ感がダイレクトに伝わってきます。

これを改善する方法はいくつか考えられます。

最も効果的なのは、社外品のリアサスペンションに交換することです。

リード125用には、乗り心地の改善を目的とした様々なサスペンションが販売されています。

純正よりも衝撃吸収性に優れたものや、ライダーの体重や好みに合わせて硬さを調整できる機能が付いたものを選ぶことで、乗り心地を劇的に向上させることが可能です。

もう一つの方法は、シートに手を入れることです。

シート自体が硬い、または形状が体に合わないと感じる場合は、ゲルクッションなどを内蔵するシート加工サービスを利用したり、市販のシートクッションを装着したりすることで、お尻への負担を軽減できます。

これらのカスタムには費用がかかりますが、毎日のように乗るバイクだからこそ、乗り心地は快適性に直結する重要な要素です。

もし標準の状態に不満を感じるようであれば、サスペンションやシートの改善を検討してみる価値は十分にあるでしょう。

リード125の欠点とメリットを比較

リード125の欠点とメリットを比較
  • 実用性最強と言われるメリットとは
  • ライバル車ディオ110との比較
  • 中古市場と新型2025年モデル
  • 総評:リード125の欠点を理解する

実用性最強と言われるメリットとは

実用性最強と言われるメリットとは

リード125が多くのユーザーから支持される最大の理由は、その圧倒的な実用性にあります。

まさに「最強の実用車」と呼ぶにふさわしい数々のメリットが存在します。

最大の特長は、クラス最大級を誇る37Lのシート下収納スペースです。

モデルによってはフルフェイスヘルメットが2個収納可能で、他のスクーターでは真似のできない積載量を誇ります。

この大容量スペースがあれば、通勤用のビジネスバッグやスーパーでの買い出し、さらにはツーリング先での荷物まで、リアボックスを追加せずとも余裕をもって収納できます。

次に、フロントインナーボックスの使い勝手の良さも挙げられます。

左側のボックスは深く、500mlのペットボトルがすっぽり収まるサイズです。

内部にはアクセサリーソケット(現行モデルではUSB Type-C)も装備されており、走行中にスマートフォンを充電できるのは非常に便利です。

さらに、フラットなフロアステップは、乗り降りのしやすさに貢献するだけでなく、灯油のポリタンクやビールのケースといった、シート下には入らない大きな荷物を足元に置いて運ぶことも可能です(安定性には十分な注意が必要)。

これらの優れた積載性と利便性が組み合わさることで、リード125は日々の生活のあらゆる場面で活躍する最高の相棒となります。

速さや見た目のかっこよさ以上に、日常での使いやすさを重視する方にとって、これ以上の選択肢はないと言えるかもしれません。

ライバル車ディオ110との比較

ライバル車ディオ110との比較

リード125を検討する際、同じホンダのスクーターであるディオ110は、有力な比較対象となります。

両車は似ているようで、コンセプトや価格帯に明確な違いがあります。

項目リード125ディオ110
新車価格帯約34.1万円~約25万円~
エンジン水冷4バルブ eSP+空冷2バルブ eSP
最高出力11PS / 8,750rpm8.7PS / 7,500rpm
シート下容量37L18L ※実測ベース
タイヤサイズ前12 / 後10インチ前14 / 後14インチ
車両重量116kg96kg
特徴大容量収納、パワフル軽量、低価格、大径ホイール

表から分かる通り、ディオ110はリード125に比べて価格が10万円以上安く、車体も非常に軽量です。

14インチの大径ホイールは、走行安定性に貢献します。

一方で、エンジンは空冷でパワーは控えめ、シート下収納も半分程度の容量しかありません。

言ってしまえば、ディオ110は「よりシンプルで経済的な50ccからのステップアップ」という位置づけです。

とにかくコストを抑え、軽快に街を走りたい方に向いています。

対するリード125は、「ワンランク上の実用性と快適性を備えた小型スクーター」です。

初期費用は高くなりますが、水冷エンジンの力強さや圧倒的な積載量など、価格差に見合うだけの価値があります。

どちらが良いかは、予算とバイクに何を一番求めるかによって決まります。

中古市場と新型2025年モデル

中古市場と新型2025年モデル

リード125を購入する際、新車だけでなく中古車も魅力的な選択肢です。

また、将来登場する可能性のある新型2025年モデルへの期待も高まっています。

中古車の選び方

リード125は人気モデルであるため、中古市場でも多くの車両が流通しています。

年式や走行距離、車両の状態によって価格は様々ですが、現行モデルの一つ前の型(JF45型)であれば、かなり手頃な価格で見つけることが可能です。

中古車を選ぶメリットは、何と言っても初期費用を抑えられる点にあります。

ただし、バッテリーやタイヤ、駆動系部品などの消耗品が劣化している可能性があるため、購入時には車両の状態をしっかりと確認する必要があります。

信頼できる販売店で購入するか、バイクに詳しい知人に見てもらうのが安心です。

新型2025年モデルへの期待

ホンダのモデルチェンジサイクルを考えると、2025年に向けてリード125がさらなる改良を受ける可能性は十分にあります。

2025年1月には、トランク内に照明が追加されるなどの一部変更が発表されました。

今後期待される変更点としては、メーターのフル液晶化や、さらなる燃費性能の向上、カラーバリエーションの刷新などが考えられます。

最新の装備やデザインにこだわりたいのであれば、新型モデルの情報を待つのも一つの手です。

このように、すぐにでも手に入れて乗りたい、コストを抑えたい方は状態の良い中古車を、最新の機能を求める方は新型モデルの動向を注視するというように、ご自身のニーズに合わせて最適な選択をすることが大切です。

総評:リード125の欠点を理解する

総評:リード125の欠点を理解する

ここまでリード125の様々な側面を解説してきましたが、この記事の要点を改めてまとめます。

  • リード125の最大の魅力はクラス最大級のシート下収納
  • 実用性を最優先した設計思想が貫かれている
  • 加速性能は穏やかでスポーティーな走りには向かない
  • 硬めのサスペンションは路面の凹凸を拾いやすい
  • 乗り心地は社外品パーツで改善の余地がある
  • デザインの評価は個人の好みによって大きく分かれる
  • 足元スペースはやや狭く大柄な人には窮屈に感じる可能性がある
  • 燃費性能は優秀だがタンク容量は平均的で航続距離はPCX等に劣る
  • タイヤは12インチと10インチで選択肢がやや少ない
  • バッテリー交換など一部のメンテナンスには手間がかかる
  • ディオ110と比較すると価格は高いが装備やパワーで勝る
  • 街乗りや通勤・通学の用途では最強の相棒となり得る
  • ロングツーリングには快適性の面で不向きな点もある
  • 中古車は費用を抑えられるが状態の見極めが重要
  • 欠点と利点を正しく理解し自分の用途に合うか判断することが鍵

関連リンク

LEAD125(ホンダ公式)

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